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海女について
伊勢志摩地域には約1,300人の海女が海女漁を営んでいます。海女漁とは、素潜りで海に入り、あわび、さざえ、うになどの貝やわかめ、ひじき、あらめ、てんぐさなどの海草をとる漁法のことです。日本の古書にも記述があるほど歴史があり、日本の生活文化となっています。
海女小屋「相差かまど」では、現役の海女たちと美味しい魚介類を食べたり、団らんしたりする楽しいひとときを一緒に体験できます。 海女が炭焼きで丁寧に焼いてくれる新鮮な海の幸を食べながら、海女漁のこと(何が採れるの?、どんな時期に潜るの?、白い磯着をきるの?、海女の最高齢は?)などをたずねてみてください。 |
セーマン・ドーマン磯テヌグイや襦袢などに、星型の印(セーマン)と格子状の印(ドーマン)が、貝紫で染めたり黒糸で刺繍されてるのを見かけます。海女たちが危険や怪奇現象から身を守ろうというおまじないです。 |
海女小屋での休息市場へ獲物を運んだあと、道具や磯着を洗って潮を落とします。海女たちにとって、海女小屋は漁で冷えた身体を温めるだけでなく、仲間との団らんのひと時であり、くつろいだ楽しい場所なのです。 |
海女文化を世界無形文化遺産へ!
相差をはじめ、鳥羽市志摩市三重県といっしょに、少しでも海女のことを良く知ってもらって、
海女漁を存続させようと、海女文化をユネスコ世界無形文化遺産登録を目指して活動しています。
海女を取り巻く厳しい状況
海女人口の推移海女さんは全国に約2000人おり、うち約半分の1000人が、鳥羽市と志摩市にいます。昭和53年には全国で9100人いたのが、2000人まで減少していまっているのが、今の海女の状況です。 |
高齢化・資源の減少いま海女は高齢化、後継者不足そしてなによりも資源のひどい減少に悩んでいます。海女文化の存続は、過去の伝統を主張するだけではいけません。何よりも漁場に海藻が繁茂しアワビ・サザエが資源回復することにかかっています。 |
海女をもっと知りたい・・・